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【オンライン授業】メリットやデメリットと注目ポイント

更新日:2024/11/20 公開日:2020/07/27

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今、オンライン授業は大きな注目を集めています。優れた講師の授業を受けやすい、時間や費用面の節約になる、パソコンのスキルが身に付くなど、普通の授業よりも有利な点はたくさんあるでしょう。しかし、オンライン授業ならではの欠点があるのも確かです。本記事ではオンライン授業が注目される理由や特徴を説明するとともに、そのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

1.オンライン授業とは

オンライン授業とは簡単にいうとインターネット回線を利用した遠隔授業です。最初に取り入れたのはアメリカのハーバード大学など、海外の有名教育機関でした。その後、徐々に日本の教育現場や企業研修にも採用されていき、最近では導入するところが数多く見られます。オンライン授業は時間や場所にとらわれないのが特徴です。インターネット回線さえあれば、どこからでも授業が受けられます。そのおかげで、勉強したい分野の専門講師によるレベルの高い授業も気軽に受講が可能です。普通の授業とは異なり、録画して後から見直せるのもオンライン授業のよいところといえるでしょう。

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2.オンライン授業が注目される理由

オンライン授業はなぜ、ここまで注目されるようになったのでしょうか。まず、あげられる要因は子どもがスマホやパソコンを持つ率が上がったことでしょう。一昔前までは、大人が主に持つ道具でしたが、現代では当たり前のように子どもも持っています。大人以上に使いこなしている子どもも珍しくありません。教育機関にタブレット端末が設置され始めたのも、オンライン授業普及の追い風となっています。

しかし、なんといっても1番の理由は、年齢を問わない生涯学習が一般的になったことがあげられるでしょう。平成30年、内閣府は生涯学習について18歳以上の国民に意識調査を行いました。その調査結果である「生涯学習に関する世論調査」によると、1年間の間に学習したことがあると答えた人は6割近い数字です。学習の手段として最も活用されているのはインターネットであるという点にも注目してください。この結果をみると、勉強に対する意欲が高い大人が多く、そのアプローチとして主にインターネットを使用していることがわかるでしょう。オンライン授業は大人になってから勉強したいときの環境作りに向いています。仕事を継続しながら学校に通わず学べたり、体に障害がある人でも自宅で学習したりすることが可能になるでしょう。

近年、技術革新は飛躍的に進展しており、産業構造は変化をしています。学校での再教育を社会人になってから行う「リカレント教育」の需要が高まっているのは時代の流れといえるでしょう。リカレント教育とは本来、就業上必要な知識や技術をフルタイム就学とフルタイム就職の繰り返しで習得することです。しかし、日本では働きながら学ぶ場合や、心の豊かさや生きがいのために学校以外の場で学習する場合もリカレント教育の一環としています。このリカレント教育においても、オンライン授業が利用される機会は増加している状況です。

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3.オンライン授業にも種類がある?!

あまり意識していない人が多いかもしれませんが、オンライン授業には種類があります。大きく分けると「録画」と「ライブ配信」のふたつです。その時々によって、どちらが効果的なのかを判断しつつ、オンライン授業を受ける必要があるでしょう。

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3-1.動画配信型

録画タイプのオンライン授業は塾や予備校、企業の社員教育用システムであるe-ラーニングなどでよく採用されています。録画した授業をインターネットで一方的に配信するスタイルです。メリットは自分のペースに合わせて勉強を進められるところでしょう。動画の一時停止、早送り、巻き戻しができますので、繰り返し確認したり、不要な部分を飛ばしたりもできます。

録画のデメリットは授業の内容が一方的になることです。リアルタイムに質問できないので、疑問点の解消が後回しになりがちでしょう。また、周りの目がない環境ですので、人によっては集中力を保つのが難しいかもしれません。オンライン授業は決まったカリキュラムをこなすことが特徴なので、生徒が付いてきていなくても注意できません。ライブ配信であれば、まだ生徒の顔を見ることができますが、録画であれば生徒の様子はまったくわからないでしょう。録画タイプのオンライン授業は子どものやる気次第で成果が大きく左右されます。

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3-2.ライブ授業型

ライブ配信のオンライン授業はネット回線、もしくは衛星回線などを使用し生放送で配信する形式です。高性能Web会議システムやテレビ会議システムなどを利用したライブ配信、Skypeを利用したオンライン英会話などがよく使われています。ライブ配信は録画とは異なり、双方の顔を見ることが可能です。実際に会っているかのような臨場感のある授業が実現できます。チャットを通じて質疑応答も簡単になりますし、資料を画面に映し共有できますので、効率よく学べるようになるでしょう。専用のツールである「Zoom」、「Office365」、「Teams」などを導入すれば大人数に対してのオンライン授業ができます。

ただし、デメリットもあります。ライブ配信は参加者全員の足並みを揃えるのが基本です。誰かひとりでも、通信環境が悪くなればスムーズな授業を展開しづらくなるでしょう。映像や音声が悪くなったときの対応がライブ配信の難しいところです。また、録画と違い、一時停止などはできませんので、まわりのペースにしっかりとついていけるようにしなくてはなりません。

塾によっては対面とあまり変わらないようなオンライン授業を行う取り組みをしているところもあるようなので、一度体験授業をしてみるのもいいかもしれません。

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3-3.双方向対話型

双方向対話型とは画面の向こうに講師がいて、リアルタイムで指導をする形式です。 その場で質問ができるので分からないこともすぐに解決できます。個別指導塾と同様のサービスを希望する場合は必然的にこの形態になります。演習した問題の添削や解説も可能です。

デメリットとしては動画配信型やライブ授業型と比べると受講時間や環境が限られてしまう点です。個別指導型は決まった曜日・時間を決めて受講する場合が多く、すきま時間や自分のやる気が出たときに受講することができません。また講師と対話形式で授業が進んでいくため、声を出せる環境が必要となります。また提供している学習塾によって、ノウハウや設備に差も大きく、クオリティも変わってきます。

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3-4.学習管理型

学習管理型は、勉強の進め方を指導してくれるタイプです。志望校に合格するための学習計画を作成して、それをもとに使うべき参考書や取り組むべき学習内容を指導してくれるため、効率よく勉強を進めたい人に向いています。

なお、学習管理型の塾では基本的に科目授業は行なわれません。自学自習で進めていかなければならないため、学習習慣が身に付いていない人にはハードルが高いかもしれません。

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4.オンライン授業のメリット

オンライン授業は個人だけでなく、企業に対してもいろいろなメリットがあります。この段落ではオンライン授業のメリットについて解説していきます。

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4-1.一流講師の授業を受けられる

オンライン授業ではトップクラスといわれる講師の授業を受けるチャンスがたくさんあります。こういった質の高い講師は都心に集まっている傾向にあり、地方の学生にとっては厳しいところです。しかし、オンラインであれば地域格差の減少が期待できます。わざわざ都心まで授業を受けにいく必要もなく、地方の学生に対しても充実した授業がリーズナブルな価格で提供されるでしょう。大学受験や資格試験のためにより深い勉強をしたいときに役立ちます。

オンライン授業のLIVE配信ではチャットなどを利用して講師や他の生徒とコミュニケーションが取れるため、アクティブラーニングとしての効果も見逃せません。また、他の国の言語に精通している人であれば、外国の授業を受けてみるのも有意義です。

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4-2.時間と費用の節約になる

授業を提供する側、受ける側の両者のコストが抑えられるのもオンライン授業のメリットです。授業を提供するためには会場など大きなスペースを用意しなくてはなりませんが、オンライン授業では必要ありません。極端な話をすると、パソコンが1台あれば可能になります。このごろのパソコンはカメラやマイクがあらかじめ内蔵されているタイプが多いため、なにかを別で購入する必要は少ないです。YouTubeなどを利用して無料で配信される場もあることも覚えておいてください。

また、家から塾に通うのが大変な人ほど、通う時間を節約できるのもポイントです。受験の時期が近づくと、5分でさえ惜しいと感じる状況もあります。そのようなときに、例えば往復2時間の塾へ通う時間がなくなったとしたら、大きなアドバンテージとなるでしょう。時間だけでなく、体力を温存できるのもうれしいところかもしれません。

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4-3.離島や過疎地の学校教育の手助けになる

日本では人口が減ってきている影響で、地方や離島にある学校の存続が危ぶまれています。地方や離島の小規模な学校の場合、教育の環境が十分に整っていないケースもあるでしょう。オンライン授業であれば、テレビ会議システムを活用できるため、近くの学校と合同で学習することができます。場所に左右されず、質の高い授業を行う手段として、オンライン授業は大きな力を発揮するのです。

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4-4.災害や緊急時でも授業が受けられる

予期せぬ災害や緊急事態が起こったとき、学校や塾へ通うのが難しい状況になることがあります。そのようなときであっても、オンライン授業であれば、自宅にいながら学習を受けられます。2020年に入り、コロナウイルスによって世界中の学校が休校を余儀なくされました。そういったカリキュラムの遅れを防止するうえで、オンライン授業は大切な役割を担います。非常事態になり自宅で勉強するしかない状況になっても、フォローが受けられるのは心強いでしょう。

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4-5.パソコンスキルが身に付く

オンライン授業を受けるためには、必要最低限のパソコン知識が不可欠です。キーボードの基本的な操作からはじまり、ファイルの送受信や開封は理解しておきましょう。その他にも、プリンターから印刷物をプリントアウトさせる方法や、コピー&ペーストといった使用頻度の高いショートカットキーなどがオンライン授業を通して身に付けられます。また、キーボードを打つ機会が自然と増えるので、受講しているうちにブラインドタッチをマスターする子どももいるでしょう。オンライン授業に親しむことで、将来的に役立つパソコンスキルが同時に習得できるのは大きなメリットです。

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5.オンライン授業のデメリット

オンライン授業は時代のニーズに合っており、とても便利です。しかし、デメリットがまったくないわけではありません。この段落では、オンライン授業の注意点について解説していきます。

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5-1.通信環境に左右されうる

インターネットは全国的に普及が進められています。通信環境やツールの用意さえすれば、ほとんどの場所でオンライン授業を受けられるでしょう。ただし、接続スピードについては地域により差があります。地域によっては極端にスピードが遅い場合もあり、授業に支障がでるケースも少なくありません。例えば、配布されたプリントのダウンロードができなかったり、音声が聞き取りづらかったりといった状況が発生します。画面が急に暗くなり見えなくなるといった事例もあるようです。

文部科学省が行った「平成29年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」によると、無線LANや電子黒板に関する整備率は十分ではない数字となっています。また、生徒1人当たりへのパソコン台数も足りていません。オンライン学習をより受けやすい環境にするためには、インフラ面の整備が急務といえます。

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5-2.学位貸与には不向きという意見もある

アメリカの大学ではオンライン授業で学位を取ることが当たり前になりつつあります。しかし、不正行為が発覚するなど、問題がないわけではありません。学費さえ払えば、就学をまともにしていない生徒に対しても学位を付与する教育機関もあります。オンライン授業は実際に出席しているかどうかを掴みにくい性質があり、テスト時のカンニングを防ぐのも困難です。出席に関しては顔認証でチェックする手もありますが、映像外の場所からテストを不正にカバーする行為は止めようがありません。そのため、テストだけは実地で行うところが増えてきています。

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5-3.健康への影響の恐れ

オンライン授業を長時間受けすぎると、視力が低下したり、肩が凝ったりと体調が悪くなることがあります。場合によっては難聴などを引き起こすリスクも考えられるでしょう。電子機器を利用するときには、適度な使用時間を守ることが重要です。長時間の連続使用を避けるためにも、時々立ってストレッチをする習慣を意識しましょう。ずっと座りっぱなしだと、どうしても体が固まってしまいます。90分以上のオンライン授業を受けるのであれば、一度画面から離れたほうがよいです。画面の明るさを優しい設定にしておくと、目への負担が多少軽くなります。

受ける側だけが気を配るだけでなく、オンライン授業の提供側も学習者の健康を考慮した進行をしなくてはなりません。提供側から、目を休める提案を積極的にしていくようにしましょう。

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5-4.目や耳の不自由な人への対応が難しい

オンライン授業は健常者視点で基本的に構成されています。目や耳の不自由な人が対面ではクリアできる問題も、オンライン授業では難しい場面が多いでしょう。対面のような個別の対応ができず、オンラインは皆が揃って受ける形態になっているため、「当たり前」を平等に提供するのは難しいのが現実です。オンライン授業は万能というわけではないので、状況によっては対面の授業を選ぶなどの使い分けも必要になります。

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6.オンライン授業をうまく活用しよう!

オンライン授業は今後、ますます普及していくことが予想されます。塾業界では既に多くの校舎でオンライン授業が採用されている状況です。株式会社やる気スイッチグループでは、IE-GAIAやスクールIE-onlineといったオンライン授業に特化したサービスを10年以上提供しています。充実した内容でオンライン授業を行っていますが、より細やかな指導を受けたいのであれば、通常授業との併用もおすすめです。

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執筆者:スクールIE コラム編集部

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