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【小学生の塾】個別指導塾の費用相場や選び方を紹介

更新日:2024/11/20 公開日:2020/02/06

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なんとなく「子どもの塾にはお金が掛かる」と思い、費用のことが気になって子どもの入塾を迷っている人も多いのではないでしょうか。ひと口に塾といってもさまざまなタイプのものがあり、それによって費用も異なります。そこで今回は、小学生の塾費用の平均や目的別の費用相場を紹介します。また、人気の個別指導塾の費用相場と内訳や、子どもに合った塾の選び方についても解説しているので、ぜひ塾選びの参考にしてください。

1.小学生の通塾率は?

2021年度に文部科学省が実施した「子供の学習費調査」の中にある「学習塾費の金額分布」の調査結果を参考に、小学生の通塾率を見てみましょう。この調査で塾費用が0円と回答したのは、公立小学校が約61%、私立小学校が約27%でした。これは塾に通っていない小学生の割合なので、この結果から塾に通っている小学生の割合は、公立小学校で約39%、私立小学校で約63%だということが分かります。

すべての小学生に塾が必要というわけではありませんが、中学受験を考えているなら塾通いは必要だと考えられます。なぜなら、中学受験の内容は小学校の授業内容と異なる場合も多く、塾で補わなければならない部分もあるからです。また、志望校に合わせた受験対策や、その年の受験における最新動向を知るには塾でのサポートが欠かせません。

公立中学校に進学する場合には受験がないので無理して塾に通う必要はありませんが、子どもの学習状況によっては塾を検討したほうが良い場合もあります。子どもが小学校の授業に全くついていけていないときや、自主的に勉強することが苦手な場合などです。また、時代によって学習内容も変化していますから、親が上手く勉強を教えられないときもあります。分からない部分をそのままにしてしまうと、中学進学後に授業についていけなくなってしまう可能性もあるので、早い段階から塾で学習することも考えておきましょう。

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2.小学生の塾はいつから通う?

小学生の場合、学年が上がるにつれて塾に通う子どもの割合も上がっていきますが、特に5年生から塾に通い始めることが多い傾向にあります。その理由としては、5年生頃から学習内容が複雑になり、授業についていけなくなってきたと感じる子どもが増えてくるためです。3~4年生頃から教科数も増え始め、それに伴って学習量も増えてくるため、1つの教科に使える学習時間も限られてきます。また、授業内容が複雑になることで、親が子どもに勉強を教えにくいと感じ出すのも5年生頃です。

中学受験を考えている場合は、早ければ早いほうがよいので、5年生になるまで待つ必要はありません。塾での学習に慣れるためにも、遅くとも4年生までには入塾したほうが良いといわれています。特に算数などの教科は1年生からの積み重ねで基礎を固めていないと、複雑な問題が解けません。どこでつまずいてしまったのか、さかのぼって確認していくのは時間が掛かるため、早い段階からつまずきを無くしておく必要があります。

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3.小学生の塾費用の平均は?

2021年度に文部科学省が実施した「子供の学習費調査」の中から、「学年別補助学習費」を参考にして小学生の塾費用の平均を見てみましょう。公立小学生の全学年の平均的な塾費用は年間約8万1000円、私立小学生の全学年の平均的な塾費用は年間約27万3000円となっており、ここ数年で約2~3万円上昇しています。公立・私立ともに3年生から塾費用が増加する傾向にあり、1~2年生と比べるとおよそ2.5倍の額です。これは、3~4年生になると塾に通い始める子どもが増えてくるだけでなく、中学受験対策や中学進学対策が始まる塾も多いためだと考えられます。

ただし、この数値は塾に通っていない子どもの分を「0円」として含めた平均値であるため、実際はこの数値よりも高い金額がかかっていると推測できるでしょう。あくまでも平均値ですので、子どもの学年や塾に通う目的によって費用は大きく変わってきます。

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4.目的別・塾費用の相場

子どもを塾に通わせる目的は大きく分けると2つで、中学受験を目的とする場合と、小学校の授業内容のサポートを目的とする場合があります。目的別の塾費用相場がそれぞれどのくらいなのかを紹介していきます。

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4-1.中学受験を想定した塾費用の相場

中学受験を想定した場合の塾費用は、授業内容のサポートを目的とした場合と比べて月謝が高めに設定されていることが多いです。低学年のうちは2万5000~3万円が相場ですが、高学年になると本格的な受験対策が始まるため費用も上がり、3~5万円が相場となっています。授業料以外にも、中学受験対策用のテキスト代、模擬試験代、季節ごとの長期休暇中の講習費などが必要です。特に6年生は受験前の仕上げの時期となっており、特別授業や模試・テストの回数も増えてくるため、4・5年生よりもさらに費用が掛かってきます。

志望校が私立中学校なのか、公立中高一貫校なのかによっても費用に違いがあります。最も費用の掛かる6年生で比較してみると、私立中学校を目指す場合には年間で90万~120万円が相場といわれており、公立中高一貫校を目指す場合では年間で40万~60万円ほどが相場です。

4-2.授業内容のサポートを想定した塾費用の相場

授業内容のサポートを想定した場合の塾費用は、教科数の少ない低学年のうちは1万~1万5000円が相場で、高学年になると1万5000~2万5000円が相場です。中学受験が目的でない場合には苦手な教科だけを選んで受講する子どもが多いので、教科数によって月々の費用は変動します。教科数が増えれば費用も増えますが、それでも中学受験対策の場合と比較すると費用は低くなる傾向にあります。

5.小学生の塾費用の内訳

塾の費用は月々の授業料以外にも、さまざまな費用が掛かってきます。費用を比較するときには、すべて合わせて年間にどのくらいの費用が掛かるのかも把握しておく必要があるので、小学生の塾費用の内訳について紹介していきます。

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5-1.授業料

小学6年生の場合、週1回の指導だとすると月額授業料は1万4000円前後が相場となっています。週の日数を増やしたり、受講する教科数を増やしたりすれば、その分費用も掛かってきます。ただし、1コマの授業時間は塾によって異なるため、費用が相場より安かったとしても授業時間が短ければ費用は割高です。授業料の比較をするときには、1コマ何分でいくらかをしっかり見て比べることが重要です。

また、同じ塾であっても講師と生徒が1対1か、1対2かによって金額が変わることがあり、基本的に生徒数が多くなるほど授業料は安くなる仕組みです。金額だけでなく、費用と授業内容のバランスを考えて判断することも大切です。

5-2.入会金

入会金は塾に入る際に必要な費用で、相場は1万~2万5000円ほどです。入会金も中学受験対策を目的とした進学塾のほうが高い傾向にあります。塾によっては常に入会金無料のところや期間限定で入会金無料キャンペーンを行っているところ、紹介によって入会金が割引になる場合もあります。費用を少しでも抑えたい場合には、こうした点にも注目してみましょう。

5-3.諸経費

諸経費とは塾の設備管理費や通信費などの雑費をさす場合が多く、塾によって内容も呼び方も異なります。学年や受講しているコースなどに関わらず、生徒1人につき毎月一定の金額を支払うのが一般的です。諸経費は月額2000~3000円程度が相場となっており、毎月の授業料と一緒に支払う場合が多いです。

5-4.季節ごとの講習費

学校が長期間休みになる夏休み、冬休み、春休みなどの時期には、季節講習を実施する塾がほとんどです。季節講習の授業のコマ数は希望に応じて決められることが多いですが、塾によっては参加が自動的に決定されるところもあるので、事前に確認しておく必要があります。特に夏休みは講習期間も長いので、受講するコマ数によっては費用に大きな違いが出ます。講習期間中の費用は、通常の授業費との合計で2倍程度の費用を目安にして考えておくと良いでしょう。

5-5.テキスト代

基本的に塾では、塾側が用意したテキストを使います。参考書のようなものや問題集など、塾や教科によって使うものが変わってきます。テキスト代は1教科あたり3000円前後の場合が多く、必要なタイミングで購入する場合や月々支払う場合など塾によってさまざまです。塾によってはテキスト代が毎月の授業料に含まれるところや、テキスト代無料のところもあります。

6.小学生の個別指導塾を選ぶポイント

塾費用の相場が分かったところで、今度は小学生の個別指導塾を選ぶポイントについて紹介していきます。

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6-1.希望する形式の指導を行ってくれる

「個別指導」は1対1、または1対2や1対3の場合もあるので、入塾を検討する際にはしっかりと確認することが重要です。また、複数の生徒が自習形式で問題を解くのに対して、1人の講師が個別に質問を受けつけることを「個別指導」と呼んでいる塾も存在します。「個別指導」となっていても、1対1なのか1対2なのかなど指導形式を事前に確認しておくことが重要です。

6-2.子どもに合った講師を選んでくれる

講師と生徒も人間同士ですから、性格や考え方に違いがあるのは当然です。個別指導塾でも、子どもと講師の相性が良くなければ学習意欲の低下や、お互いの言いたいことが上手く伝わらず勉強の理解ができないといった問題も出てくるでしょう。子どもの性格と相性の良い講師と出会えるかどうかは学習面に大きく影響するので、個別指導塾を選ぶうえでは特に重要なポイントです。また「担任制」が取り入れられている塾かどうかも重要なポイントです。一般的な個別指導塾では、授業ごとに講師が変わる場合も多く、せっかく相性のいい講師と出会えてもその場限り、となる事も珍しくありません。個別指導の場合、子どもの性格をしっかりと把握して、学習へのモチベーションを良い方向にアシストできるような講師をマッチングしてくれる塾が理想的です。

6-3.子どもに合わせた学習計画を立ててくれる

子どもが苦手とするポイントや学習に対する理解度には、それぞれ違いがあります。学校の授業のように決められたカリキュラムをこなすだけでは、個別指導を選ぶ意味がありません。ひとりひとりの子どもの理解度に合わせて、最適な学習計画を立ててくれる塾を選ぶことが必要です。また、学習を進めていくと苦手だったところを克服できたり、反対に新たな苦手ポイントが見つかったりといったこともでてきます。学習の進行状況に合わせて定期的に計画の見直しを行い、目標を達成できる計画を立ててくれるような制度があるかという点も重要です。個別指導にするなら、子どもの理解度に合わせたオーダーメイドのカリキュラムを作ってくれる塾が良いでしょう。

7.個別指導塾が人気の理由

小学生が通う塾にはさまざまな塾がありますが、なぜ個別指導塾が人気を集めているのでしょうか。その理由について解説していきます。

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7-1.授業に集中できる

個別指導塾は1対1・1対2・1対3で行われることが多いです。多くの生徒と一緒に授業を受ける環境では、仲の良い友達とつい話をしてしまうなど、授業に集中できないこともあります。授業に集中できなくて周りの生徒にちょっかいをかけてしまう子どもも、個別指導ではそのようなことができません。また、反対に自分は集中しようとしているのに、ほかの生徒に邪魔をされて困ってしまう子どもにとっても、集中できる環境を作れる点はメリットです。

7-2.子どものペースに合わせてくれる

集団指導では誰かひとりのペースに合わせて授業を進めるということは難しく、決められたペースに追いついていけるようにしなくてはいけません。個別指導塾なら子どものペースに合わせて学習の進行具合を調整できるので、子ども自身が勉強したい教科や苦手科目を集中的に指導してもらうことができます。学校のような固定のカリキュラムではないので、子どもの目的に応じて必要な授業だけを受けられます。

7-3.授業に置いていかれることがない

ほかの習い事の予定と重なってしまったときや体調不良などで塾を休んでも、授業に置いていかれる心配はありません。集団指導の場合には、休んでしまうとその分授業が進んでしまうため、授業内容が分からなくなってしまうこともあるでしょう。個別指導なら授業が先に進んでしまうこともなく、休んでもフォローを受けられるので、比較的ほかの習い事との両立もさせやすい点も魅力です。

7-4.質問しやすい

個別指導の場合は講師が近くで勉強を指導してくれるので、分からない部分が出てきた時点ですぐに質問しやすい環境にあります。また、集団指導の場合、みんなの前で質問するのは恥ずかしいという内気なタイプの子どもは、分からないことを聞けないまま授業が進んでしまうこともあるでしょう。個別指導は子どものほうから質問しやすいだけでなく、講師のほうも生徒の様子から「今のところは理解できてなさそうだな」といったことに気づきやすいです。細かくコミュニケーションを取りながら学習を進められるので、分からないことをそのままにしてしまう心配もありません。

8.費用よりも質!小学生のやる気を底上げしてくれる塾を選ぼう

小学生の塾費用の平均は公立で年間約8万1000円、私立で年間約27万3000円ですが、学年や目的、塾の内容によって大きく差が出ます。小学3~4年生から塾費用が高くなる傾向にあり、授業内容が複雑になる5年生から通い始める子どもが多いです。塾選びをするときに費用を重要視する人も多いですが、費用だけでなく子どもにとって相性の良い講師と出会えるかどうかが何よりも重要です。しかし、ホームページやパンフレットを見ただけでは、子どもと相性の良い講師を見つけられるかどうかは分かりません。スクールIEには相性の良い担任講師をマッチングしてくれる制度があるので、まずは無料体験で実際に試してみましょう。

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執筆者:スクールIE コラム編集部

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