トップへ戻る

スクールIEは、やる気スイッチグループの個別指導塾・学習塾です。

やる気スイッチグループ動画を見る

高校生の塾費用はいくら?大学受験にかかる相場と節約術を徹底解説

更新日:2025/04/15 公開日:2025/04/15

記事イメージ画像

高校生の塾・予備校選びでは、多くの保護者が費用を気にするのではないでしょうか。集団指導や個別指導、オンライン授業など、選択肢はさまざまです。本記事では、高校生の塾にかかる費用の相場をタイプ別に解説するとともに、予算に応じた賢い選び方や、費用を抑えるためのポイントをご紹介します。塾選びの情報収集に、ぜひお役立てください。

1.高校生の塾・予備校の費用相場【月額・年間】

高校生が塾や予備校に通う費用は、塾の種類や指導形式などによって大きく異なります。ここでは、高校生向けの塾・予備校の費用相場を月額・年間で解説します。

記事イメージ画像

1-1.【月額費用】高校生の塾・予備校の費用目安

高校生の塾・予備校の月額は、以下の2つの制度によって異なります。

月謝制 毎月固定の授業料を払う形式。月間に授業を受ける回数が決まっている
コマ制 自分で選んだ科目や受講するコマ数に応じて費用が決まる

ここでは、1コマの単価を基準に、塾・予備校の種類別の費用目安を紹介します。

1-1-1.集団指導塾の月額費用

集団指導塾は、大手予備校などの多くが採用している形式で、講師1人が複数の生徒を指導する方式を指します。仲間と競い合い互いに刺激を受けられる反面、カリキュラムが固定されているため、個々の理解度にあわせた柔軟な対応が難しい点がデメリットです。1コマ(90分)の単価は4,000円〜6,000前後で、週1回なら16,000円/月、2回なら32,000円/月が目安です。

1-1-2.個別指導塾の月額費用

個別指導塾では、先生1人に対して生徒1人、もしくは2〜3人が指導を受けます。生徒の理解度や志望校、受験方式などに応じた個別カリキュラムを組めるのが、個別指導塾のメリットです。ただし少人数制なので、集団指導塾より費用は高くなる傾向があります。1コマ(90分)の単価は4,500円〜8,000円程度で、週1回なら月18,000円〜週2回なら月36,000円程度を目安にするとよいでしょう。

1-1-3.映像授業(オンライン)塾の月額費用

映像授業(オンライン)塾は、インターネットを利用し、遠隔で授業を受けるスタイルです。有名予備校や学習塾の授業を、オンデマンドで好きな場所、自分にあったタイミングで受講でき、一時停止や早送り・巻き戻しすることで、効率的に学習できます。その一方、学習ペースを自分で管理する必要があり、自主的に取り組まなければ学習が滞ることがあります。映像授業は、1コマ(90分)の単価に換算すると4,000円前後で、週1回なら16,000円、2回なら32,000円程度が目安です。

1-1-4.家庭教師・オンライン家庭教師の月額費用

家庭教師は、マンツーマンで個別指導を受けられる形式で、対面とオンラインのどちらにも対応しています。生徒一人ひとりにあわせて完全にオーダーメイドでプランを立ててもらえますが、その分費用は高額になる傾向があります。1コマ(90分)の単価は4,500円〜10,000円前後と、会社によって大きく異なり、週1回なら18,000円〜40,000円、2回なら22,000円〜80,000円程度かかるでしょう。

1-2.【年間費用】高校生の塾・予備校にかかる年間費用

塾や予備校にかかる年間費用の平均を、文部科学省の「令和5年度子どもの学習費調査」をもとに紹介します。

学年 公立高校 私立高校
高校1年生 140,355円 134,814円
高校2年生 182,964円 169,304円
高校3年生 286,512円 213,978円

ただし、上記のデータには通塾していない生徒も含まれています。実際に通塾している高校生の割合が約40%であることを考慮して計算すると、実際にかかっている年間費用は以下のようになります。

学年 公立高校 私立高校
高校1年生 350,887円 337,035円
高校2年生 457,410円 423,260円
高校3年生 716,280円 534,945円

例えば、公立高校3年生の年間費用は約71万円で、月額に換算すると約5万9千円になります。集団指導塾で1コマ6000円と仮定し計算すると、月に10コマ、週に平均2〜3コマ受講している計算です。塾の費用は学年が上がるにつれて増加し、特に高校3年生では受験対策として授業数が増えるため、費用も高額になる傾向があります。そのため、早めに通塾計画を立て、家庭の予算にあった塾・予備校を選ぶことが重要です。

2.高校生の塾・予備校の費用内訳

塾や予備校にかかる費用は、授業料以外にもさまざまな項目があります。ここでは、主な費用の内訳を紹介します。

記事イメージ画像

2-1.入塾金(入会金)

入塾・入会時にかかる費用で、塾によって異なります。相場は1万円〜3万円程度ですが、キャンペーンなどで無料になる場合もあります。

2-2.授業料(月謝・講座料)

授業を受けるために毎月かかる費用です。進学希望先によって、必要な教科や内容も異なるため、高校生の塾・予備校の月謝は受講するコマ数によって決まるケースが多くなります。

2-3.教材費

塾で使用する教材にかかる費用で、受講科目が多いほど高くなります。塾オリジナルの教材や指定する教材を購入するのが一般的ですが、授業料に含まれていることもあります。個別指導塾や家庭教師では指定されるケースもありますが、希望する場合手持ちの教材を使えることもあるので相談が必要です。

2-4.季節講習・特別講習費用

塾では、学校の長期期間中に春期講習、夏期講習、冬期講習などの季節講習がおこなわれ、それらの費用は授業料とは別となるのが一般的です。また、志望校ごとの対策講座、苦手単元の克服講座などの特別講習が実施されることも多く、受講する場合は別途費用がかかります。このうち季節講習は授業時間数が多いため費用が高く、特に夏期講習は期間も長いため高額になる傾向があります。

2-5.模試・テスト費用

塾や予備校では、定期的に模試や学力診断テストを実施するため、その受験費用も発生します。模試の受験料は1回あたり5,000円〜1万円程度で、高校3年生になると模試の回数が増えるため、年間で5万円以上かかることも少なくありません。入塾にあわせ、年間スケジュールや1回あたりの費用を確認しておくと安心です。

2-6.管理費・施設使用料

塾の運営や維持・管理にかかる費用として、毎月一定額の管理費・施設使用料も発生することがあります。これには教室の備品や光熱費、セキュリティシステムの費用などが含まれています。ただし、これらは月謝や授業料に含む塾もあるため、契約時に確認しておきましょう。

3.予算別!大学受験に向けた塾・予備校の選び方

大学受験に向けた塾・予備校の選び方は、家庭の予算に応じて大きく異なります。ここでは、予算別に選べる学習方法や塾のスタイルについて解説します。

記事イメージ画像

3-1.月1万円以内で利用できる選択肢

予算が月1万円以内の場合、基本的には参考書や問題集を活用した自己学習が中心となります。市販の問題集や過去問を活用し、計画的に学習を進めることが重要です。そのうえで、苦手単元の補強に、ピンポイントで家庭教師に見てもらうのが現実的です。そうすれば、コストを抑えながら、学習の質を向上できるでしょう。

3-2.月1万円〜2万円の選択肢

予算が月1万円〜2万円なら、映像授業を活用した学習が可能になります。苦手単元の映像授業に絞るとコストを抑えられます。もしくは週に1回程度、苦手分野を家庭教師に見てもらうことを検討してもよいでしょう。地域によっては、低価格の個別指導塾も選択肢に入ります。

3-3.月2万円〜6万円の選択肢

月2万円〜6万円の予算があるなら、週1〜2回の集団指導塾や個別指導塾を活用できます。費用を抑えつつ全体的にカバーしたいなら、集団指導塾がよいでしょう。一方、志望校対策や生徒のペースに合わせたカリキュラムで進めたいなら、個別指導塾が適しています。特定の科目だけを強化したい場合や、苦手科目を重点的に学びたい場合も、個別指導塾がおすすめです。マンツーマンの徹底した指導を希望するなら、費用はやや高くなりますが、オンラインを含めた家庭教師の利用も考えられます。

3-4.月6万円以上の選択肢

月6万円以上予算を取れるなら、学習の選択肢は大幅に広がります。例えば、個別指導塾で90分1コマの授業を週3回受講すると、特定の科目や志望校対策に重点を置けます。特に志望校が高難易度の場合や、短期間で成果を上げたいときには、この選択肢がおすすめです。完全オーダーメイドのカリキュラムで挑みたいなら、高単価の家庭教師を活用してもよいでしょう。

あるいは、集団指導塾で基礎を固めつつ個別指導塾を併用するのも効果的です。例えば、英語や数学は個別指導で細かく学び、理科や社会は集団授業で基礎を固めると、予算を効率的に使えます。

4.大学受験の塾・予備校費用を抑える方法

4-1.受講する科目を最小限にする

大学受験塾や予備校の費用は、受講する授業時間・コマ数に直結します。費用を抑えたいのであれば、得意科目は自学とし、受講するのは苦手分野・単元に絞るなど、最小限に抑えるとよいでしょう。例えば、理科や社会は自学で進め、英語や数学のみ塾を利用するなど、必要な科目だけ受講すれば大幅に費用を抑えられます。

4-2.特待生制度や模試の成績による割引を活用する

多くの塾・予備校では、成績優秀者や模試で好成績・順位を残した生徒に対する授業料の割引制度や無料受講の特典などを用意しています。これは、生徒の成績が塾の評判に直結し、宣伝効果が得られるためです。積極的に模試を受験し、高得点を目指すことで、経済的負担を抑えられます。

4-3.入塾キャンペーン・割引特典を利用する

塾や予備校では、入塾説明会に参加すると入塾金無料や授業料1ヶ月無料、講習受講者は通常の受講料割引など、さまざまなキャンペーンを実施しています。ほかにも早期申込割引や兄弟割引、友達紹介割引などの特典も多くみられます。公式サイトやパンフレットをよく確認し、お得な制度を活用しましょう。

4-4.季節講習・特別講習を必要最低限にする

季節講習や特別講習はコマ数が多く、費用が高額になりがちです。特に夏期講習は期間が長く、1日3コマ、1ヶ月で100コマ程度の受講を勧められることもあります。しかし、コマ数は多ければ多いほどよいわけではなく、理解・消化できなければ意味がありません。受講すべき講座を見極め、必要最低限にコマ数を絞ることが大切です。

4-5.手持ちの教材を活用し、塾の教材購入を控える

家庭教師や個別指導塾を利用する場合、塾の教材ではなく、手持ちの教材を活用すると費用を抑えられます。メルカリやブックオフなどで中古教材を集めると、新品購入よりも安く必要な教材をそろえることが可能です。ただし、塾によっては指導の関係上、指定の教材しかNGの場合も多いため、事前に確認しましょう。

4-6.費用を比較し、コスパのよい塾・予備校を選ぶ

塾・予備校は、それぞれ費用体系が異なり、同じ週2コマであっても費用に大きく違いがあります。費用を抑えたい場合は、同じ内容で比較して、コスパがよい塾・予備校を選ぶとよいでしょう。

ただし、生徒の性格やレベルにあった塾・予備校を選ぶことも重要です。例えば、映像授業はコスパはよいですが、質問できない場合もあるので、最終的には自学で理解を深めなければなりません。また、集団指導塾は安価な傾向がありますが、人数が多いため質問しにくい雰囲気があることも。費用だけで決めるのではなく、得られる効果もあわせて比較しましょう。

5.塾・予備校なしでも大学受験は可能?自己学習との比較

塾・予備校に通わなくても、大学受験を乗り越えることはできるのでしょうか?ここでは、高校生が塾・予備校に通う割合や、自己学習との比較を解説します。

記事イメージ画像

5-1.現役高校生が塾・予備校に通う割合

文部科学省の令和5年度子どもの学習費調査によると、現役高校生が塾・予備校に通う割合は40%とされています。一方、令和5年度学校基本統計によると、大学・短大進学率(浪人生含む)は約61%です。

これらのデータをもとに計算すると、浪人生を含んだ割合になりますが、大学進学者の約65%が塾・予備校を活用したことが分かります。

5-2.浪人を避けるための学習方法と塾・予備校活用法

浪人を避けるためには、早期から計画的に学習を進めることが重要です。まずは自身の弱点を把握し、徹底的に基礎力を固めることを優先しましょう。塾や予備校を活用すると、志望校別のカリキュラムが組まれていたり、個別指導でオリジナルのカリキュラムを組んでもらえたりするため、効率的に学習を進められます。自己学習でペースを確立する自信がない場合は、塾や予備校を積極的に活用することをおすすめします。

5-3.塾・予備校利用と自己学習の学習効果比較

塾や予備校では、プロの講師による効率的な授業を受けることができます。特に苦手科目や志望校別の対策が求められる場合は、塾や予備校を活用すると強い味方になるでしょう。また、ほかの受験生と競い合う環境に身を置くことで、モチベーション維持にもつながりやすいこともメリットです。

自己学習は、自分のペースで進められるのが魅力ですが、継続性や計画性が求められます。自己管理が苦手な人にはハードルが高く、進捗が遅れると挽回が難しくなるかもしれません。

6.まとめ

塾・予備校選びでは、 費用と学習効果のバランスを考えることが重要です。ただし、自分に合ったスタイルでないと、効果を発揮しない可能性があるため、慎重に選択する必要があります。無理のない範囲で学習環境を整え、効率的に受験対策を進めることが、成功のカギとなるでしょう。

個別指導塾スクールIEでは、通う時間帯や受講する教科・回数を自由に選べます。「受験対策に集中したい」「苦手な教科だけ受講したい」「習いごとや部活と両立したい」など、きめ細かく対応しますので、まずは気軽にお問い合わせください。

記事イメージ画像

執筆者:スクールIE コラム編集部

お子さまの個性に合わせた
学習方法見つけませんか?

教育のプロフェッショナルが
保護者様の様々なお悩みに答えます!

体験授業で3つの無料体験

無料カウンセリング0円 無料個性診断0円 無料体験授業0円

お電話でのお申し込みはこちら

フリーコール0120-869-104 フリーコール0120-869-104

受付時間 10:00〜21:00(日祝除く)

左矢印

高校生の勉強時間の平均はどのくらい?学年別・大学別に解説【大学受験】

中学受験なら塾がおすすめなのはどうして?効果的な塾の使い方を解説!

右矢印