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高校生の勉強時間の平均はどのくらい?学年別・大学別に解説【大学受験】

更新日:2025/04/15 公開日:2025/04/15

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大学受験を控えた高校生にとって、「どのくらい勉強すればいいのか」は重要な関心事です。志望校のレベルや学年によって必要な勉強時間は大きく異なり、ただ漠然と机に向かうだけでは効果的とはいえません。本記事では、高校生の平均的な勉強時間を学年別・志望校別に解説するとともに、限られた時間を最大限活用するためのポイントをご紹介します。

1.大学受験に必要な勉強時間の目安

まずは、大学受験に必要とされる勉強時間の目安を確認しておきましょう。

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1-1.受験勉強に必要な総勉強時間

大学受験に必要な勉強時間は、2000〜3000時間程度が目安とされるのが一般的です。これは、高校3年間を通じての累計時間となります。そのため、高1から取り組む場合は1日2〜3時間程度の学習を継続することで、十分な時間を確保できるでしょう。

一方、高3から始める場合は1日10時間以上の集中的な学習が必要になってしまいます。受験直前の極度な負担を避けるには、継続的な学習習慣を早期に確立することが重要です。

1-2.国公立大学・私立大学で必要な勉強時間の違い

国公立大学と私立大学では、必要な勉強時間や学習内容に違いがあります。

1-2-1.国公立大学合格に必要な勉強時間

国公立大学志望者の勉強時間は、3000時間以上が目安になります。これは、大学入学共通テスト(旧センター試験)で多科目をカバーする必要があるためです。国語、数学、英語(外国語)、理科、社会と多岐にわたる科目の準備が必要で、さらに二次試験で専門性の高い問題に対応する力も求められます。基礎から応用まで幅広い知識と思考力が試されるため、十分な勉強時間の確保が不可欠です。

1-2-2.私立大学合格に必要な勉強時間

私立大学志望者は、2000〜2500時間程度の勉強時間を目安とするのが一般的です。私立大学の入試は、英語、国語、数学の3科目型や、英語と国語の2科目型など、国公立大学と比較して科目数が少ない傾向があります。しかしその分、各科目の深い理解が求められ、集中的な対策が欠かせません。

また、大学や学部によって出題傾向が大きく異なるため、志望校に特化した対策にかける時間の確保も必要です。

1-3.難関大学を目指す場合の勉強時間の目安

東京大学・京都大学などの旧帝国大学や、早稲田大学・慶應義塾大学などの難関私立大学を目指す場合は、3500〜4000時間とより多くの勉強時間が必要になります。高校1・2年のうちに基礎学力をしっかりと固め、高3では過去問演習や応用力の習得に時間を割くことが重要です。また、難関大学では即時の出題傾向があるため、早い段階から志望校を絞り込み、対策していくことも求められます。

2.高校生の平均的な勉強時間とスケジュール

2-1.高校1年生の勉強時間・スケジュール

高校1年生は、受験までまだ時間がありますが、基礎固めをする重要な時期です。早い段階で学習習慣を確立し、苦手科目をつくらないようにしましょう。

2-1-1.旧帝大・国公立大学を目指す場合

旧帝大・国公立大学を目指す場合、英語・数学の基礎固めを最優先し、早い段階での苦手克服が求められます。平日は2時間、休日は 3〜4時間、夏休みは4〜5時間を目安に学習を進めましょう。学校の授業内容をしっかり理解し、定期テストの復習を徹底すると、高2以降に応用問題にスムーズに対応できる力を養えます。

2-1-2.私立大学を目指す場合

私立大学を志望する場合、受験科目が少ない分、それぞれの科目の深い理解が求められます。平日は1〜2時間、休日は2〜3時間、夏休みは3〜4時間の学習が目安です。文系私立大学の場合は英語、理系私立大学は数学と理科を重点的に学習し、基礎を徹底的に反復しましょう。特に、英単語や数学の公式など、暗記が必要な地道な部分を毎日継続することが重要です。

2-2.高校2年生の勉強時間・スケジュール

高校2年生は、受験勉強の本格的なスタート地点です。この時期に学力の土台をしっかり築いておくと、高3の追い込み時期に大きな差が出ます。

2-2-1.旧帝大・国公立大学を目指す場合

国公立大学を目指す場合は大学入学共通テストの出題範囲を意識した学習を進めましょう。平日は3〜4時間、休日は3〜5時間、夏休みは5〜6時間が勉強時間の目安になります。英語と数学は応用問題に取り組みつつ、理系は理科、文系は社会の基礎を固めることが重要です。模試を活用し、時間配分や解答の精度を高めていくことも意識するとよいでしょう。

2-2-2.私立大学を目指す場合

私立大学を志望する場合、志望校の過去問や出題傾向を分析し、重点的に対策を始めることが重要です。平日:は2〜3時間、休日は2〜4時間、夏休みは4〜5時間を目安に勉強時間を確保しましょう。得意科目をさらに伸ばしながら、苦手科目の克服に取り組むことが大切です。文系は英語や国語の長文読解、理系は数学と理科の演習を強化しましょう。

2-3.高校3年生の勉強時間・スケジュール

高校3年生は、受験本番に向けて、綿密に学習計画を立て効率的に学習を進めることが重要です。春〜夏にかけて基礎をしっかり固め、秋〜冬には応用・実践力を鍛えましょう。

2-3-1.高3の春~夏休み前の勉強時間

この期間はまだ部活動をしている生徒も多いため、時間を確保する工夫が必要です。平日は 3〜4時間、休日は7〜8時間を目安に、基礎の総復習を完了させることを目標にしましょう。数学の公式や英単語・文法など、暗記が必要な知識を確実に定着させつつ、応用問題や過去問に取り組むことが重要です。

2-3-2.高3の夏休みの勉強時間

高3の夏休みは「受験の天王山」とも呼ばれる重要な時期です。1日8〜10時間以上の勉強時間を確保し、志望校の過去問を繰り返し解くことで、苦手分野を克服しましょう。暗記科目を集中的に勉強し、知識の定着を図ります。朝型のリズムをつくり、1日の学習計画をしっかり立てて効率よく勉強を進めることが、成功への鍵となります。

2-3-3.高3の秋~冬の勉強時間

秋以降は、部活を引退した生徒も本格的な受験対策に移行する時期です。平日は6時間、休日は8〜10時間を目安に学習を進め、大学入学共通テストの過去問演習や模試を活用して実践力を鍛えましょう。志望校対策を強化し、二次試験、個別試験で必要な記述力や論述力の向上を目指します。併願校の対策も進めながら、バランスのよい学習計画を立てることが重要です。

2-3-4.受験直前期の勉強時間

受験直前期は最終調整の時期となり、自由登校になる学校が多いです。平日は6時間、休日は10時間以上の学習をおこない、実践的なトレーニングを積みましょう。過去問演習を繰り返して志望校ごとの重点分野を強化し、試験本番での得点力を高めます。苦手分野の反復学習もおこないながら、休息も適度に取る精神的な余裕も持つようにし、万全の状態で試験に臨む準備を整えましょう。

3.勉強時間を最大限に活用する工夫

3-1.勉強時間を増やすための工夫

勉強時間を確保することは、受験勉強の第一歩です。ここでは、具体的にできる工夫を紹介します。

3-1-1.計画的に勉強時間を確保する

目標を明確にし、そこから逆算することで、計画的な勉強が可能になります。1週間単位でスケジュールを作成し、どの教科をいつ勉強するかを決めておくと、迷わず勉強に取り組めるので時間を有効に使えることがメリットです。

また、朝や夜のルーティンを決めておくと、安定した学習ペースを維持できます。学習計画は、無理のないスケジュールにすることが継続のポイントです。

3-1-2.隙間時間を有効活用する

通学時間や待ち時間を活用すれば、1日あたり30分〜1時間の勉強時間を確保できます。暗記科目や英語のリスニング練習などは、隙間時間に取り組みやすい学習内容です。スマホアプリや単語帳を活用し、知識を定着させる工夫をしましょう。移動中や食事の合間にも学習するといった小さな積み重ねが、やがて大きな差を生みます。

3-1-3.スマホ・テレビなどの誘惑を断つ

スマホやテレビの誘惑を断つことは、勉強時間を増やすうえで欠かせません。スマホの通知をオフにしたり、使用時間を制限するアプリを導入したりすることで、集中しやすい環境をつくりましょう。

さらに、勉強中はテレビやゲームから物理的に離れると、気が散るのを防げます。勉強時間と娯楽時間をしっかり分けることが、効率的な学習につながります。

3-1-4.勉強環境を整える

勉強に集中できる静かな環境を整えることも、勉強時間の確保には重要です。机の上を整理整頓し、必要な教材をすぐに取り出せるようにすると、勉強への切り替えがスムーズになります。自宅では難しい場合は、塾の活用も検討しましょう。

また、照明や椅子の配置にもこだわり快適さを意識すると、集中力が向上し、長時間の学習も無理なく続けられます。静かな場所がない場合には、ノイズキャンセリング機能が備わっているイヤホンを活用するのもおすすめです。

3-2.勉強時間の「質」を上げる工夫

ただ長時間机に向かうだけでは、学習効果は上がりません。ここでは、集中力を高め、効率的に勉強するための工夫を紹介します。

3-2-1.モチベーションを維持するルーティンをつくる

勉強を習慣化し、モチベーションを維持するためには、自分なりのルーティンをつくることが有効です。例えば、勉強開始前に軽い運動をする、好きな音楽を聴くなど、集中しやすい環境をつくり勉強を始める合図とすると、集中モードに入りやすくなります。

また、「今日は問題集を5ページ進める」「模試で前回よりも5点上げる」「勉強した時間をカレンダーに書き入れる」など小さな成功体験を積み重ねることも、勉強への意欲を高めるには効果的です。目標を明確にし、達成感を感じながら学習を進めましょう。

3-2-2.休憩を意識的に取り集中力を維持する

長時間勉強し続けると、集中力が低下してしまいます。50分勉強+10分休憩のサイクルや、ポモドーロ・テクニック(25分集中+5分休憩)を活用することで、効率的に学習を進めやすくなります。短い休憩を挟みつつ、軽くストレッチをしたり好きな音楽を聴いたりすることで、次の勉強時間への集中力を高めましょう。

3-2-3.短時間集中型の勉強を取り入れる

時間が限られている場合は、短時間で集中して学習する方法が効果的です。1回ごとに明確な目標を設定したうえで、15分〜25分の集中学習を複数回おこなうと、効率よく知識を定着させることができます。タイマーを活用し、目標時間内に特定のタスクを終わらせる習慣をつけると、時間管理の意識が高まり学習効果も向上します。

4.夏休み・長期休暇中の勉強効率を高める方法

長期休暇は受験勉強において貴重な時間ですが、1日の勉強時間を自由に調整できる反面、ダラダラしてしまいがちです。ここでは、長期休暇中の勉強効率を高める具体的な方法を解説します。

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4-1.朝型の学習習慣をつくる

朝は脳がもっとも活発に働き、集中力が高まる時間帯です。この時間を活用し、午前中に暗記科目や難しい問題に取り組むと効果的です。特に、英単語の暗記や数学の問題演習は、午前中におこなうと記憶の定着がよくなります。

また、長期休暇中でも規則正しい生活を維持し、朝型の生活リズムを意識することで、1日を効率的に使えます。起床時間と就寝時間を固定して、習慣化するとよいでしょう。

4-2.勉強計画を立てる

長期休暇中の学習は、計画を立てて進められるかどうかで効果が大きく変わります。1日単位で具体的な目標を設定し、何をどれだけ勉強するのかを明確にすることが重要です。例えば「午前中に数学2時間」「午後は英語の長文読解を1時間」など、科目ごとの勉強時間を細かにスケジュールに組み込むと、迷わず勉強を進められます。目標を小分けにしておくと、達成感を得やすくなるのもメリットです。

5.塾や予備校の活用で勉強時間を最大化しよう

限られた時間を有効活用するには、塾や予備校、オンライン学習を活用するのもおすすめです。自分の学力や学習スタイルにあった方法を選び、学習効果を最大限に高めましょう。

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5-1.個別指導塾で自分に合った学習プランを立てる

個別指導塾では、生徒一人ひとりの学力や目標に応じたカリキュラムを作成できます。特に苦手科目や特定の単元に重点を置いた学習ができ、効率的に勉強を進めたいときにおすすめです。大学受験対策では、志望校の傾向に応じた個別指導を受けられるため、合格率を高める対策を立てやすくなる点が大きなメリットになります。

また、多くの個別指導塾では、自習室や質問対応など勉強環境を整えるサポートも充実しており、集中できる環境を整えやすいのも魅力です。個別指導塾は、次のような人に向いています。

・苦手科目を集中的に克服したい人
・一人では勉強計画を立てにくい人
・志望校や受験方式に合わせた、きめ細やかなサポートが必要な人
・周囲の環境に左右されず、集中したい人

5-2.予備校やオンライン学習の活用方法

予備校では、専門講師による高品質な授業を受けられるため、特に難関大学を目指す生徒に適しています。ライバルと切磋琢磨できる環境があり、モチベーションを維持しやすいのもポイントです。一方、オンライン学習は好きな時間・場所で学習できる柔軟性があるため、部活動などで忙しい生徒にも適しています。ライブ授業と録画授業を使い分けると、効率的な学習を実現できます。予備校やオンライン学習は、次のような人に向いています。

・難関大学や旧帝大など、ハイレベルな学習指導を必要とする人
・グループ授業を受けてモチベーションを高めたい人
・部活やアルバイトと両立しながら学びたい人(オンライン学習)
・自分のペースで進めたい人や地方在住で学習リソースが限られている人(オンライン学習)

6.まとめ

高校生の勉強時間は、学年や志望校によって大きく変わります。目標達成のためには、単に長時間勉強するのではなく、計画的なスケジュール作成と効率的な時間活用が重要です。個別指導塾や予備校を活用すると、目標に合わせた学習が可能になり、限られた時間を最大限活用できるのでおすすめです。苦手科目を克服したい人や、志望校対策を強化したい人、効率的に学習を進めたい人は、これら外部のサポートを活用するとよいでしょう。

個別指導塾スクールIEでは、学ぶ教科や回数、通う時間帯を自由に選べる柔軟な学習スタイルを提供しています。「志望校対策に特化したい」「苦手な科目を重点的に克服したい」「習いごとや部活と両立したい」など、一人ひとりのニーズに合わせた指導が可能です。まずは気軽にご相談ください。

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執筆者:スクールIE コラム編集部

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